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【アリスタのコラム】足元の幸せを大切に。

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- アリスタのコラム -

アリスタは6月に事務所を移転しますが、移転先の敷地内に竹林があり、最近休みの日にはタケノコ掘りを何度となくしています。昨夜も深夜0時半にあく抜きをしていました・・・(笑)
自分で掘った筍を茹でて、料理をして、食べて。
今までとはなんだかちょっと違う思いが生まれています。

感謝の気持ちとでもいうのでしょうか。

先日、とあるイベントに参加してきました。

農業を知る

ファームキャニング×里山ぐるぐるスマイル農園
「もったいない野菜を美味しく食べよう!香味野菜オイル」

……………………..

イベント内容 (主催者Facebookより)

凸凹した形やちょっと傷が付いていることなどが原因で規格外とされてしまう野菜達。
形状が違うだけで、他の野菜と同じように、美味しくいただけるのに、もったいない! ファームキャニングはそうした規格外と呼ばれる野菜を、おかずの素になる瓶詰めにしています。
今回も無農薬で肥料も使わずに栽培する、埼玉県ときがわ町の里山ぐるぐるスマイル農園とタッグを組み、
畑から採れたもったいない野菜たちを美味しく加工する術をファームキャニングがお伝えします。
今回は里山ぐるぐるスマイル農園のネギとニラを使い、香味野菜オイルをみんなでつくります。(もちろん、お持ち帰りできます!)
ご飯がすすむ系のこのオイル、餃子にかけたり、チャーハン作ったり、湯豆腐にかけたり、素麺にかけたり・・・万能です!

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開催場所は池袋のWACCA 5Fレストランフロアにある『もうひとつのdaidokoro』
昼間は顔の見える生産者さんから届く新鮮な食材でシンプルに仕立てた選べるお惣菜のレストラン。
夜は食にまつわる学びや新しい好奇心が芽生える催しものを定期的に開催するキッチンスペースとして運営されています。

池袋という都会で暮らす人たちがくつろげる「台所」を。そんな願いがこもった『もうひとつの台所。』

(これを聞いたときに ”埼玉で暮らす人たちがくつろげる場所” を作りたいなと私は思いました。)

今回の講師はFARM CANNING 代表 西村千恵さんと、埼玉県ときがわ町の里山ぐるぐるスマイルファーム 農園主中澤健一さん。

西村さんのもったいない野菜のお話。
世界的な課題である「フードロス」。
農家さんが大切に育てた野菜たち。食べられるのに、見た目の悪さや規格外とのことで廃棄されてしまう野菜たちがある現実。
その廃棄される量は、なんと、生産された食料の3分の1。

ショッキングですね。。

規格外の野菜に商品価値を持たせることで生産者も消費者も幸せになれる。
当たり前のことが当たり前になっていない現実。

『あなたはB級品の野菜があったら買いますか?』

そんな問いかけ。

『B級品ってなかなか売ってないです。』

それが消費者の答え。

そうなんです。あったら買うけど売ってない。目にしない。手に取れない。

難しさを感じました。

ときがわ町の里山で農業を営む中澤さんのお話もとても興味深いものでした。
とても丁寧に真面目に自然と向き合っている。
分かっていてもなかなかできないことです。

中澤さんの畑でとれたネギはごぼうかと思うくらいぴんとしていてシャキシャキ。

肉厚のニラ。大きくて柔らかかいニンニク。これを使って香味野菜オイルを作りました。

そしてシャキシャキのネギから摘んだネギ坊主の天ぷらはフキノトウのような苦みが少しありこれが美味しい!

三つ葉のお浸しも美味しい!土鍋で炊いたご飯も美味しい!お味噌汁も美味しい!香味野菜オイルも美味しい!

美味しものを食べると笑顔に。

みんな笑顔。
素晴らしいですね。

西村さんがおっしゃったコトバ。

『足元の幸せを大切に。』

心に響きました。

FARM CANNING

凸凹した形やちょっと傷が付いていることなどが原因で規格外とされてしまう野菜達。 形状が違うだけで、他の野菜と同じように、美味しくいただけるのに、もったいない! ファームキャニングはそうした規格外と呼ばれる野菜を、おかずの素になる瓶詰めにしています。

詳細はこちら

2018-04-23

「アリスタのコラム」

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